身幅の振り分け(1)でこんなお話をしました。
*寸法を前後に振り分ける時のバランスが悪いのかも知れません。
後ろが前より小さいと後ろが前を引っ張っていたりします。
このお話をした時は、脇に接ぎがありました。
脇線が前後の「境目」になりましたね・・・。
お忘れなく・・・脇に接ぎがなくても「脇」はあります。
「脇位置(袖下位置)」で、前後のバランスが取れるような寸法の振り分けが
できていないと、またまた前のアームホールが
体にあたってしまいます・・・よ。(笑)
「前アームホールが体にあたる」
アームホールの形ばかり気にしていても駄目です。
「体を正しくつつむ面を作る」事を目指してみて下さい。
「つつむ面の構成」を考えた時・・・接ぎのある場所で「エッヂ」が効きます。
図下のような三面、プリンセスラインの入った四面構成だと、
体を囲むように面を作っていけるので・・・
決して「楽に・・・」とは言いませんが都合は良いかもしれませんね。
(上の図)一面構成、(下の図)後ろ脇接ぎの二面構成で
体をつつむ(囲む)面を作る時は、寸法の振り分け方や、
パターン操作で少し苦労するかも知れません・・・ね。