原型「胸ダーツ」「肩ダーツ」

原型、胸ダーツ・・・肩ダーツ・・・すべてたたんで開く。

それは悲劇のハジマリィ~!!

 

そして訪れた「悲劇」の結果!!!

このトワルを例として、ご説明したいとオモイマース!

面白くなさそうな顔


前はB.P下に・・・後は肩甲骨の下に・・・

ガッツリ!!フレアーの塊・・・じゃの。

脇は、なんかノペッ!としていてーーー。

正しく!悲劇!!!・・・なんとも悲しい結果でゴザイマス。

パターン展開としては、いたって簡単!!

ダーツをたたんで裾で開く・・・ひらく・・・だけ。

残念ですが・・・操作方法としては、あまり感心しないヤリカタ~。(苦笑)

ときどき、見かけます。

・・・?・・・?? って、なりますぅ~。笑

そこで「悲劇回避」を、ご提案したいとオモイマースッ!!


悲劇回避「前身頃」

まず、胸ダーツは全てたたみません。

 

A・・・衿ぐりで0.5cm開いて(0.3~0.5cm目安)ダーツをその分閉じます。

 

気持ち衿ぐりが浮くようになり、衿元がペタッ!と、詰まった感じが

しなくなります。

 

B・・・胸ダーツを全て閉じた時に開いた裾の分量9.0cmの半分4.5cmを開きます。ダーツをその分閉じます。

 

C・・・「ダーツ下側の線」と「C」との交点。

ここを基点として胸ダーツを全て閉じた時に開いた裾の分量9.0cmを目指して

残りの半分4.5cmを開きます。ダーツをその分閉じます。

 

結果、胸ダーツ分量が1.2cm程、残りました。

これが大事!! 衿ぐり同様、ピタッ!と体に張り付かせない・・・デス!

1.2cmは、そのまま袖ぐりにしてしまいます。袖ぐりにゆとりを持たせます。

悲劇回避「後身頃」

肩ダーツも全てたたみません。

 

A・・・袖ぐりで1.0cm開いてダーツをその分閉じます。

 

前の袖ぐりに1.2cmのゆとりが入ったので、前との足並みを揃えるために1.0cm開きます。(同寸の1.2cmでもOKです)

 

B・・・残りのダーツを全て閉じて裾で開きます。

 

この時、裾周りCB~脇までの寸法を測ります。

 

C・・・「袖ぐり」と「C」との交点。

ここを基点として目指す裾周り(悲劇編と同じ70.9cm)に不足している分量を開きます。

 

こんな感じで・・・危機一髪!!

悲劇は回避できたと思いますよ!笑

原型の「胸ダーツ」「肩ダーツ」は、ウエストダーツと違い「バストとウエストの差寸を処理する」モノではありません。

体に沿わせて、服で体の形状を作り上げる役割を持っています。

 

ですが、服のデザインやサイズ感で「沿わせ方を調整」してあげる必要があると思います。特に「胸ダーツ」は、姿形 分量 を変えて必ずその役割を果たしています。

 

皆さん大好き!?笑

原型利用の仕方の、何かヒントになれば嬉しいです。

洋服と体の間に「空気」も着てくださいね!!笑

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コメント: 1
  • #1

    よっちゃん食堂 (金曜日, 07 8月 2020 19:14)

    参考になりました。パターンが身近に感じられました。着心地の良い、美しいパターンが引けるようになりたーい�