パンツの股下・・・と、ポケット縫い代

今日は私の、あまり得意でないパンツの「小ネタ」を、

サクッ!とお話します。(笑)

パンツの股ぐりでゴザイマス。

縫う順序で見え方も変わります。

「図左」この縫い方は・・・

中心を先に縫って(作って)股下を右裾~左裾まで一気に縫います。

Gパンやカジュアルなパンツは、この方法が多い気がします。

多少、手間も省けて(?)前中心のファスナー付けも

楽に出来るかもしれませんね。

ただ、股下の所が少し平らでカーブが付いたようになってしまうので、

スーツのパンツにはあまり向いていないと思います・・・よ!(苦笑)


「図右」この縫い方は・・・

まず先に、両足(?)を一本ずつ縫ってしまいます。

中表になるように片方の足の中へ、もう片方を突っ込んでしまいます。

・・・そして股ぐりを縫います。

ファスナーを付ける時に図左と比べると、

ペタッ!と平には置けないので、少し付けづらいかも知れませんね。

でも縫い上がった時は股下が「逆Vの字」にスパッ!と決まるので

スッキリした仕上がりになると思います。

スーツのパンツは断然コチラ!・・・デス!(笑)

コチラ・・・

カジュアルパンツの脇切り替えポケットですが、

脇にステッチが入らない場合でも、ポケットの袋布の分だけ

ステッチを入れる時があります。Gパンはそうなっていますね。

Gパンやカジュアルパンツは・・・

後ろに切り替えヨークなどが入る時があります。

その場合、脇の縫い代が・・・

切り替えの所は前に行きたがり・・・

切り替えから下(ポケット部分)は後ろに行きたがります。

この不安定な状態をステッチで押さえます。

それと・・・

前高だろうが、後ろ高だろうが、

切り替えポケットやらで分厚くなった縫い代が、

中で遊んでいるのも、あまりよろしくない。

・・・かも、知れませんね。(笑)